2022年04月02日

熊野の長藤 開花を直前にしてボランティアが草取り

 「熊野の長藤・草取りボランティア」のメンバー12名は、令和4年4月1日の午前中に、藤棚の下の草取りを実施しました。国・県指定の天然記念物の「熊野の長藤」は、開花直前で花房が10㎝ほどに伸び、あと数日で開花する気配です。藤の花は、棚の上の方から咲き始めるため、開花直後は藤特有の美しさを見ることはできません。滝のように花房が垂れる一番の見ごろは、4月20日前後と見込まれます。
 草取りボランティアは毎月1回作業をしていますが、この時期は1カ月も経過すると雑草はすぐに伸びてきます。草取りは伸び始めの早い時期に抜き取りことが必要です。苔の中に生えた雑草が根を大きく張ると、草を抜いた時に苔も大きく剥がれてしまうからです。
 この日は草取りは、苔の中に生えた草を一本一本丁寧に抜き取りました。春の草は成長が早いため、針のような細い目も見落とすことはできません。2時間半の作業で、藤棚の下は見事な苔庭となりました。
 藤の花を見に来た皆さんにお願いがあります。美しい花を見上げるだけでなく、藤棚の下に広がる、緑に輝く苔も楽しんでください。
 境内には、熊野御前が京都から持ち帰ったと言い伝えられている「座倫梅(ざろんばい)」が今年はたくさん実をつけています。車座になって話し合っているように寄り添って育っている実を見ることができます。

熊野の長藤 開花を直前にしてボランティアが草取り

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Posted by 池田まちづくり協議会 at 15:16│Comments(0)池田かわら版
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